用語集: ヤ〜ラ行

ヤギの毛:ヤギから取れる粗めの毛。主に経糸と緯糸用に使用されるが、たまに絨毯の長辺側の縁に用いられる。

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ヤズド絨毯:イラン中央のヤズド州からの手織り絨毯。ケルマン絨毯と非常に似ている。 ヤズド絨毯は、非常に緻密なパターンと長めのパイルが特徴的で、紫または赤色が見られる。経糸と緯糸は綿製。

ヤルカンド絨毯:中国の都市、ヤルカンドにちなんで名付けられた。中国西部新疆地方からの手織り絨毯。

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遊牧民カーペット:主に、トルコ、イラン、トルクメニスタンの遊牧民によって織られた絨毯。→詳しくはこちらから

ユルック絨毯:, トルコ東部のユルック族にて手織りされており完全羊毛の絨毯。長く、天然染料されたパイルは高品質で、シンプルな幾何学模様が特徴的。基本色は藍色を帯びた青で、茜色、緑、茶色、カレー色も見られる。

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羊毛:羊、またはほかの動物から得られる毛。毛並みが最も粗い羊毛が絨毯製造に使用される。→詳しくはこちら

緯糸:絨毯の各ノットの行の間に通される糸を示す。手織り絨毯の製造においては、緯糸は綿と羊毛で構成されているが、別の素材も使用される。ヨムート絨毯:イラン東北とカスピ海の東部に住むトルクメンのヨムート族によって織られている手織り絨毯。 赤茶色ニュアンスが典型的な色彩で、黄色もたまに見られる。バッグ、テントロープ、ラクダの装飾など日常用品として使用される。Yagcibedir 絨毯:トルコ西部の都市、Sindirgi付近にて製造されている手織り絨毯。絨毯は、完全羊毛製で、ノット間に2本の緯糸が使用される。幾何学的模様で、色彩は赤と青が基本色で、鈍く暗めの色が用いられる。最も一般的なサイズはザロニムとランナーサイズ。Yahyali絨毯:トルコ中央部の都市、Yahyalùからの手織り絨毯。絨毯は羊毛で織られ幾何学的模様とメダリオンがよく使用されている。からし色と共に赤と青が最も一般的な色彩。Yalameh絨毯:ファールス州の部族、Yalamehからの手織り絨毯。絨毯は、独特で豊富な模様と力強く深みのある色彩で有名である。Yaprak 模様:菱形とメダリオンを作り出す、大きく自然に描かれた葉のモチーフ。トルコの都市、Yapraklarにちなんで名付けられた。Yastik:オリエンタル絨毯におけるサイズ用語。特にトルコ絨毯に用いられ、約 90× 45 cmの絨毯。時々、トルコの異なる地域からの小さめの種類の絨毯に不当に使用されている。

ラーバル•ケルマン絨毯:ケルマン•ラーバル絨毯の別名。

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ラクダの毛:羊毛やラクダの毛は、暖かい日や湿気の多い天気の際に放出される匂いが原因で、今日では滅多に絨毯製造には使われない。

ラディック絨毯:トルコの村、ラディックからの手織り絨毯。非常に珍しいこの絨毯は、約1600年〜1800年の間に製造されたもので、ミフラブ模様と様式化されたチューリップの模様が特徴である。近代の絨毯では、しばし様々な模様が見られ、品質も異なる。ラホール絨毯:パキスタンにあるラホール市からの手織り絨毯。ラワルピンディ:パキスタンの旧首都。今日では、手織り絨毯の大量生産都市となっている。→詳しくはこちらランナー:ペルシア語:Kenareh。手織り絨毯のサイズを表す用語。絨毯の長さは最低でも幅の三倍の大きさがないといけない。長さの種類は幅広く、最低約2、5メートルで幅は約 0、5 m 〜 1、2 mと異なる。ルーマニア絨毯:ルーマニア産の手織り絨毯。ルリスタン絨毯:ロレスタン絨毯の別名。レーベル•ケルマン絨毯:イラン南東部からの手織り絨毯。ケルマン•ラーバル絨毯参照。

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レッド•カーペット:祝い時や一流のゲストを迎える際に、敷かれる長くて赤い絨毯のこと。

ロリ絨毯:別名:ロレスタン、ルリスタン絨毯。ペルシア西部の遊牧民によって織られている。絨毯の多くは、価格に比例して良質であることで知られている。ロレスタン絨毯:別名:ルリスタン、ロリスタン絨毯。イランのイスファハン南西部のLursによって織られた手織り絨毯。羊毛とヤギの毛、時々綿から作られた経糸を使用している。幾何学的な模様で、主に暗めの青と赤が用いられる。長辺側(Shirazi)には2色使用されている。La:(ペルシア語で層を表す)。ナイン絨毯には、4La、 6La、9La という階級がしばし使用されている。これらの階級は、ナイン絨毯の品質も決めるもので、絨毯製造時に経糸に使用されている糸の層の数を示している。数字が低い程、より高ノット密度を作り、より良質な出来映えとなる。層は、カーペットのフリンジの一本が、何本の糸で構成されているかを数えることによって確認することが可能である。 例えば、6本の糸が見えたら、その絨毯は 6La 絨毯であることが確認できる。より小さいLa数字は精妙でより高価なカーペットであるため、 4La =最上級品、6La = 最高品、 9La = 良質という結果となる。今日、4La絨毯を見つけるのは非常に困難である。→詳しくはこちらLeiha絨毯:パキスタンの都市、Leihaからの手織り絨毯。インドの国境の近くに位置する。Lesghi絨毯:Lezgi絨毯の別名。Lesghian絨毯:Lezgi絨毯の別名。Lezgi絨毯:別表記:Lesghi, Lesghian絨毯。コーカサスのダゲスタン吉北西部からの手織り絨毯。最も一般的な模様は、12芒星、いわゆるLesghi星。1925年以降に製造された絨毯は、ダゲスタン絨毯と非常によく似ている。Lilihan 絨毯:イラン西部のアラク地区にある村、Lillihanからの手織り絨毯。多くの場合、絨毯の中央には赤く、形式化されたメダリオンの周りに花つるが一緒に構成されてある。一本の緯糸とトルコ結びを使用している点では、技術的にはハマダン絨毯と言える。Lotto絨毯:16世紀以降に手織りされたアナトリア絨毯。絨毯名は、 絨毯を描いた、Lorenzo Lottoの名前にちなんで名付けられたもの。ウシャク絨毯グループに属しており、赤い下地に黄色の幾何学的な模様が特徴。Rya:織りと裁縫の間をとったような、織技術のこと。 絨毯、壁掛けやクッションに使用される。

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Rya 絨毯:パイルラグ。比較的長いパイルで羊毛で作られている。温かいryaのキルトの上掛けは、パイルを下に向けて日常的に使用されている。一方で、装飾された側面は上向きで豪華に装飾が施されている。

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